ご使用になる前にこの取扱説明書を最後までよくお読みの上、安全に注意してご使用ください。

ご使用になる前に                            

・調理以外の目的では絶対に使用しないでください。
・初めて使用する際は、錆び防止のために蜜蝋がコーティングされておりますので、高温のお湯でコーティングを落とし、必ず油ならしを行ってください。また、高温のお湯や油での火傷にご注意ください。
・油ならしについては裏面をご参照ください。
・使用する前に本体やハンドルにぐらつきなどの不具合がないことを確認してください。
・製品にシールが貼ってある場合はシールを剥がしてからご使用ください。
・品質には万全を期しておりますが、万一不具合がございましたら、使用する前にお買い求めのお店または、総輸入発売元までお問合せください。

 安全に長くご使用いただくためのご注意 

・調理の際は油などをひいてご使用ください。
・フライパンをよく熱した後に食材を加え、強火で食材の両面を焼いてから火力を弱めて調理をしてください。
・調理後は長時間、本製品に食品を入れたままにしないでください。
・加熱中は火元を離れないでください。また、取っ手を持ちながら調理してください。火元を離れる時は必ず火を止めてください。
・調理中、調理直後は本体が熱くなっています。火傷の恐れがありますのでご注意ください。特に幼児の手に触れることのないようにしてください。
 ・フライパンは天ぷら等の揚げ物料理には使用しないでください。油に引火する危険があリます。
 ・ストーブの上では危険ですから使用しないでください。本体の転倒や異常過熱などによる火傷の原因となります。
 ・電子レンジやオーブン(200℃10分以上)は使用しないでください。機器の故障や、引火の恐れがあります。
 ・フライパンはコンロの中央部に置き、安定した状態で使用してください。特にサイズが小さい場合は不安定になりやすいのでご注意ください。
 ・フライパンの底面からはみ出さないように火力を調節して使用してください。また、隣接するコンロの炎がハンドルにあたらないように向きを調整してください。フライパンのサイズが小さい場合は更に火を弱めてご使用ください。
 ・縁まで水などを満たした状態で使用しないでください。吹きこぼれ、煮こぼれによりガスの火が消えて調理器の故障の原因となります。
 ・ハンドルは熱くなり火傷の危険があります。ハンドルをつかむ際には鍋つかみなどをご使用ください。
 ・ハンドルがゆるんだらご使用を中止してください。ハンドルが脱落して火傷の恐れがあリます。また、ハンドルの緩みや破損に対して改造や応急処置をおこなっての使用は危険ですので絶対におやめください。
 ・フライパンは落としたりぶつけたりしないよう注意してください。
 ・ひび割れや欠けなどの異常が発生した場合は使用しないでください。
 ・極端な空焚きに近い調理は、底の変色や変形の原因となります。
 ・高温になっている本体に水気の多いものを入れる際は油がはねる恐れがありますのでご注意ください。
 ・熱した本体に冷水をかけるなど、急激な温度変化は避けてください。変形の原因となります。
 ・改造、分解、修理は絶対にしないでください。
 ・汁物を加熱する際は強火で一気に加熱しないでください。また、加熱中はよくかき混ぜてください。
 ・電磁調理器でのご使用の際は必ず電磁調理器の取扱説明書をご確認の上、適正な火力で正しくご使用ください。
また、「ブーン」や「ジーン」などの共振音がすることがありますが、その際は製品の位置をずらすか、置きなおすと音が止まることがあります。
 ・使用方法やお手入れを誤ったり、ご使用にならない期間が長期にわたると錆が付いてしまうことがありますが、その際は硬めのブラシで錆を取り除いてください。
 ・酸味の強い食材(トマトや白ワイン、レモンなど)は調理後白いしみがつくなどして、その後の調理の味付けを変えてしまうことがあります。その際には油慣らしを再度行ってください。
 ・フライパンを使用した際に熱源に蜜蝋の残留が残っている場合はまだ熱源が熱いうちに吸水性のあるキッチンペーパーなどで、火傷に注意し、蜜蝋を拭き取ってください。

油ならしについて         

・フライパンのサビを防ぎ、こびりつきにくくお使いいただくために初めてご使用される際には、油ならしを行ってください。
・高温のお湯でフライパンを洗い流した後に水分をキッチンペーパー等で拭き取り、フライパンの表面を覆う程度の食用油を約1mmほど注ぎ、煙が立つまで約3-5分程加熱してください。高温のお湯で洗う際には火傷にご注意ください。
・煙が立ち始めたらただちに火を消してください。
・その後、熱した油を別のフライパン等へ移した後、キッチンペーパー等でフライパンの表面を拭いてください。油を移す際や、キッチンペーパー等で拭き取る際には火傷にご注意ください。
・油ならしの間は、火元を離れないでください。
・フライパンは使い込むほど馴染みが良くなり、フライパンの色が濃くなるほど自然に表面の焦げ付きを防ぎます。

ご使用後のお手入れについて

・ご使用後はお湯とスポンジやタワシ等を使って洗い、キッチンペーパーや布巾等で水分を拭き取り、加熱して水分を完全に飛ばしてください。馴染んだ油が洗い流されるのを防ぐため、中性洗剤はご使用にならないでください。
・キッチンペーパー等で食用油を薄く内側に刷り込むようにぬります。火傷には十分ご注意ください。
・時々、フライパンの底面を覆うくらいの塩を入れ、約1分30秒程素早く熱した後、キッチンペーパー等で表面を拭きとってください。塩の成分がこれまでに調理した食材の残留物の付着やその匂いの付着を抑制するのに役立ちます。キッチンペーパー等で表面を拭く際は火傷にご注意ください。
・風通しの良い湿気の少ない場所に保管ください。
・フライパンを水に浸したままにしないでください。錆の原因となります。
・食材が付着した場合はスポンジのザラザラした面やたわしを使って食材を落としてください。
・食器洗浄機・食器乾燥機はご使用にならないでください。

育てるフライパン

鉄のフライパンは使えば使うほど油が馴染んでいき、自然のノンスティックコーティングが作られていきます。
真っ黒になるころには油馴染みも良く、一生使えるフライパンとしてあなたのお料理には無くてはならない存在となることでしょう。